Ex-Libris
  • タイトル:ヨーグルティング
  • 運営:ガンホー・オンライン・エンターテイメント
  • 開発:
  • サービス期間:2005/11/24-2010/05/14(終了)
  • プレイ期間:半月程度

概要

学園MMORPG。プロモーションムービーの出来の良さによる前評判、アクション要素のあるゲーム性もあり、サービス当初はかなり人気だった。
先に言っておくと、実はプレイ期間の短さはゲームプレイの時間が取れなくなったことに由来しているだけで、ぼく自身は明示的につまらなくなったから、というわけではない。まあ、再度戻ろうとしなかったのも事実ではある。

(さらに…)

VISAがネット決済用として作ったV-PreCa
Pixivにも広告があるので(あの広告のキャラクターは見当たらず、シュールな電子マネー型のキャラがいるだけなのだが…)知っている人も多いかもしれない。
端的に言って、クレジットカードとしても使える前払い(チャージ)式電子マネーだけど、いくつか注意点があるのでまとめてみた。

(さらに…)

Winny開発者無罪確定やらその日のうちに自炊業者を訴えたりやら。
コピーやらの問題はあるし何とかする必要はあるけど、まずは前提条件の検査は必要だと思う。
現在のところ自炊業者提訴は完全に政治的パフォーマンスと見ているけど、それが何かまずい扉を開くかもしれない。

(さらに…)

メキシコの田舎町。海岸に小さなボートが停泊していた。

メキシコ人の漁師が小さな網に魚をとってきた。その魚はなんとも生きがいい。
それを見たアメリカ人旅行者は、
「すばらしい魚だね。どれくらいの時間、漁をしていたの」
と尋ねた。 すると漁師は
「そんなに長い時間じゃないよ」
と答えた。旅行者が
「もっと漁をしていたら、もっと魚が獲れたんだろうね。おしいなあ」
と言うと、漁師は、自分と自分の家族が食べるにはこれで十分だと言った。
「それじゃあ、あまった時間でいったい何をするの」
と旅行者が聞くと、漁師は、
「日が高くなるまでゆっくり寝て、それから漁に出る。戻ってきたら子どもと遊んで、
女房とシエスタして。夜になったら友達と一杯やって、ギターを弾いて、歌をうたって…
ああ、これでもう1日終わりだね」
すると旅行者はまじめな顔で漁師に向かってこう言った。

「ハーバード・ビジネス・スクールでMBAを取得した人間として、きみにアドバイスしよう。
いいかい、きみは毎日、もっと長い時間、漁をするべきだ。それであまった魚は売る。
お金が貯まったら大きな漁船を買う。そうすると漁獲高は上がり、儲けも増える。
その儲けで漁船を2隻、3隻と増やしていくんだ。やがて大漁船団ができるまでね。
そうしたら仲介人に魚を売るのはやめだ。自前の水産品加工工場を建てて、そこに魚を入れる。
その頃にはきみはこのちっぽけな村を出てメキシコシティに引っ越し、ロサンゼルス、ニューヨークへと進出していくだろう。
きみはマンハッタンのオフィスビルから企業の指揮をとるんだ」

漁師は尋ねた。
「そうなるまでにどれくらいかかるのかね」
「20年、いやおそらく25年でそこまでいくね」
「それからどうなるの」
「それから? そのときは本当にすごいことになるよ」
と旅行者はにんまりと笑い、
「今度は株を売却して、きみは億万長者になるのさ」
「それで?」
「そうしたら引退して、海岸近くの小さな村に住んで、日が高くなるまでゆっくり寝て、
日中は釣りをしたり、子どもと遊んだり、奥さんとシエスタして過ごして、
夜になったら友達と1杯やって、ギターを弾いて、歌をうたって過ごすんだ。
どうだい。すばらしいだろう」

良く知られたコピペだ。
ただむしろ皮肉というよりは、これに対してどんな感想を抱くかで受け手の考えを浮き彫りにするという意味で秀逸だと思う。

(さらに…)

  • タイトル:スティールクロニクル
  • 運営:アーケードゲーム
  • 開発:KONAMI
  • サービス期間:2011/12/07稼動
  • プレイ期間:β9ランク到達

何が始まるんですか?

アーケードゲーム「スティールクロニクル」の感想文。
システム解説はエントリ丸ごと1つが必要になりそうだったので一旦削除。多分、この事自体が何かの問題を暗示しているんだろうけど。

概要

4人協力(COOP、コープ)のTPS。
プレイ中フリーイン、フリーアウト。マッチングは単純にレベル帯で切っていると思われる。

ボーダーブレイク同様のプレイ時間保証型。STE(スティールエナジー)を購入してプレイ。ただし、こちらは明示的にアイテム生産等に使わない限りはカスタマイズ画面他でも減らない。おそらく初期設定では500円で2400STE、22分30秒。
雑魚3エリア程度、巨大ボス1体で終了。おおよそ、5分から10分程度で1ステージ。なお、ボス撃破には制限時間が付いているので火力が低いと悲しい事になることも。

直接ゲームに関係ないが、初回は10分間無料+チュートリアル無料(こちらは常に無料)のキャンペーンをやっている。こういう点は評価したい。

(さらに…)

  • タイトル:WordPress レッスンブック 3.x対応
  • 著者:エビスコム
  • 出版社:ソシム
  • 形態・レーベル:単行本
  • 価格:¥2800
  • 発売日:2010/09/08

概要・対象

blog、およびCMSツールとして使われるWordPressの解説本。
内容としてはblogを立ち上げるまでを例にしており、初心者向けかつblog構築ツールとしての方向に特化。
対象レベルは、PHPは分からないが、HTMLとCSSはある程度知っている、blog自体もどういうものか知っているかあるいはレンタルを使っていたことがあるというあたり。

内容

WorePress自体のバージョンアップに伴い版を重ねているだけあり、解説する箇所はかなりこなれている。実際、このサイトを構築するにあたってこの本を参考にしたが、間違っている、不親切、そういった事は感じなかった。
テンプレートタグで例示された物以外はないのか、という点でも過不足なく作れている。もっと大量のテンプレートタグを巻末に追加して、そこを必要に応じて参照させてもいいのだけれど、その方法は取っていない。これは内容の薄さではなく、順を追ってまずは最低限の骨格を作らせるのを目的としているからだろう。「レッスンブック」の名前はそこからだ。

インストールから、トップページを表示してみる、個別ページを作る、メニューを表示する、コメントの対応…といった感じで進み、ともかくblogが立ち上がりました、というところまで。サンプル通りだと出来上がるものは何ともシンプルな物なのだが、最後まで一通り終わらせれば後は何が足りないかは自力で調べてやって行けると思う。
むしろ、おまじないを連呼して変な癖をつけるよりは初心者に向いている。

総評

WordPressについてくるサンプルテーマはあれで良い物ではあるのだけれど、見かけ上のファイル数の多さから改造して学ぶ、真似て学ぶという点では難があり、その点、最低限の構成を自分の手で作らせる方法は非常に良い。
実際、このサイトも画像を除けば今のところ(構築直後)4ファイルでblogとして動いている。

逆にテクニック的な物を期待するとほとんどそれは満たされない。骨格作りの勉強、安全に失敗できる砂場を自分で作るための1冊。

なお、対応バージョンが別の書籍が存在するので購入の際には注意。

“Art, literature, drama, film, song, they’ve all embraced story, but they all tell it in their own unique way. I feel like we need to deliver our story in a way that is uniquely videogame. We need to engage our audience by letting them be the hero, the villain, or the victim…We are very fortunate that we work in a medium where we can use all of our other art forms to tell our story, but we need to engage our players in sort of an inspiring experience. The sooner that we accept that we are not Shakespeare, we are not Scorsese, Michelangelo, Tolstoy or the Beatles, the better off we are. If it makes us feel better, Shakespeare couldn’t 3D model his way out of a paper bag, Scorsese couldn’t program ragdoll physics, and the Beatles are pretty lousy at balancing three unique race on an RTS battlefield.”
“We need to stop writing a ******* book in our games,”

GDC 09: Breaking Down World of Warcraft – PC Feature at IGN

芸術、文学、演劇、映画、音楽、これらは全て物語を持っている、しかし、全て違う方法によって、だ。僕たちはビデオゲームならではの方法で物語を伝える必要があると思う。
僕たちは、僕たちの観衆を雇う(プレイヤーに物語の役を演じてもらう)必要がある。英雄として、悪役として、…時に犠牲者として。非常に有利な点として、僕たちの仕事の媒介として先に挙げた他の物語の手法を使うことができるということがある…が、それには観衆の感動をいくばくか喚起し、そして体験してもらう必要がある。
まずは受け入れよう、僕たちはウィリアム・シェイクスピアではないし、マーティン・スコセッシでもミケランジェロでもない、トルストイ、ビートルズ、…偉大なる彼らのどれでもない。
あるいはこう簡単に考えればいい、シェイクスピアは3Dモデルで紙袋を作り出せはしないだろうし、スコセッシはラグドール物理演算プログラムを組めないだろう、そしてビートルズにやらせれば3勢力のRTSのバランス調整は(思い切り控えめに言っても)かなり悲惨なものにしかならないはずだ。

僕たちは、僕たちのゲームの中で、そびえ立つクソその物のホン(脚本)を書くのを止めなければならない。

訳注
マーティン・スコセッシ:アメリカの映画監督
ragdoll:「ぬいぐるみ」の意、人体がダメージを受けて倒れる際の表現のための物理演算

何が始まるんですか?

冒頭の引用はWoWの開発者のインタビュー記事の抜粋。実はこれ、とあるネットゲームのレビューに付けようと思ったところ、何だかこの穴に落ちたゲームが大量にあってどうした物か、とエントリを割くことにした。

ゲーマーとうっかり呼ばれる可能性がある位に遊んでいるならば、作り手のエゴがむき出しになった要素にぶつかった経験はあるはずだ。それがネットゲームならゲーム自体が熱中させる仕組みの上であるだけに、包丁持ったダディクール(分からなければスルーしていい)状態になったことすら。
で、そういった要素をせっせと混ぜ込んで楽しい時空間を台無しにしている開発者のインタビューを読むと、恐ろしい事に気付く。彼ら、ほぼ確実に悪意は無い。

(さらに…)

  • タイトル:マビノギ英雄伝
  • 運営:Nexon
  • 開発:devCAT Studio
  • サービス期間:2011/11/30から正式
  • プレイ期間:数日(オープンベータ、正式サービス初期)

「マビノギ」の名を冠してはいるものの、世界的につながりがあるらしい、程度で別ゲームとして考えて問題ない。おそらくはネームバリューのある先行ゲームとの繋がりを(馬鹿な)営業が欲しがったのだと思うが…。
記述時点でLv38、使用キャラクターはフィオナ。

概要

村でPT作成、通常ステージが1から4人、レイドが6人(白熊くん)から最大10人(釣り船)。
ダンジョンはインスタンス、各種のハンディキャップ条件、ボーナス条件達成でステージの達成度が増加。先のステージをオープンするには前のステージの達成度が一定値まで必要。
入場とクリアまでの流れはいわゆるMOタイプのオーソドックスな形と考えて問題ない。

どうやらパーティーリーダーがホストとなってダンジョン生成しているらしい。キャラクターによっては敵の攻撃を直前で防御してカウンターを入れるなどラグが致命的になるので、ホスト役は回線など環境に注意。

装備品は初期装備以外は基本的に全て作成。一部にストーリー(他のゲームで言うクエスト)報酬で得られる物もあり。
素材の類はかなりの種類があるため、全てを保管するのは不可能。使い道がなくなると取引所での値段も大きく下がるので、取捨選択してほとんどの物は売ってしまった方が良い。

レベリング速度自体はそれほど厳しくない。ただし、後述のトークンシステムによって進行速度に制限をかけている。
また、能力値はストーリー達成時、特定条件での敵撃破などの条件を満たした際に得られる称号で上がる。中には「特定装備セットを集める」などもある。基本的には戦闘とストーリークリア。

(さらに…)